牧場を知る
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2017/07/24
僕たち35期生が入講してから3ヶ月が経ち、厩舎作業や騎乗訓練、学科を通じて様々なことをこの3か月間で学びました。そんな中で、今回は騎乗訓練について書いていきたいと思います。
前回の騎乗訓練の記事の時に加えて、僕たちは併走とBTCの調教施設を使っての騎乗訓練をするようになりました。
併走は複数頭が横に並び、馬の競争心を養うことやレースで馬群に入ることを想定し馬群に慣れさせるために行う調教のことで、僕の中では「調教と言えば併走」、「かっこいい」などといったイメージを持っていました。
いざやってみると、隣の馬に合わせるのがとても難しく、場合によっては危険も伴うこともありイメージと全く違い難しいなと感じました。
しかし、併走は強い馬を育てるためには欠かせない調教メニューで、一流のホースマンになるためにもめげずに頑張ろうと思います。
BTC調教場を使っての騎乗訓練では、主に800mトラック砂馬場で単走や併走の訓練を行っています。
僕たちの教育用馬がいる厩舎の隣にも同じ距離のトラックコースがありますが、BTC調教場では他の牧場の方が育成馬を調教していたりと全く環境が違い、環境が違うと馬のテンションも変わってくるので、その違いに気付き上手く乗れた時には馬に乗ることの面白さを感じます。他には体験ということでグラス坂路や直線砂馬場をゆっくり走ったりしていて、これからまだまだ行ったことのない調教施設へ行くのが非常に楽しみです。
このように僕たちは平日は毎日騎乗訓練を行っています。毎日乗っているので、もちろん上手く乗れなかった日や、落馬する日もあり、先日も馬に甘く見られ背負い投げのような形で振り落とされてしましました。
落馬をすると、周りも危険に巻き込んでしまうので教官からすごく叱られてしまいますが、騎乗訓練の後に何がダメだったのかを聞きに行くと、しっかりとダメだった所やどうすれば良かったのか教えてくれ、励ましてくれるので上手くいかなかった悔しさをバネに頑張ろうを思えます。
これからもきっとうまく乗れなかったりする日があると思いますが、その悔しさをバネにして技術を身に付け、怪我をしないように一流のホースマンを目指して研修に励んでいこうと思います。
(K・K)