牧場を知る
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2016/07/07
僕たち34期生がそれぞれの思いを胸に迎えた入講式から、早3か月が経とうとしています。
僕らは日々将来の日本の競馬界を支えるべく、馬を扱う技術・馬を乗りこなす技術を勉強しています。
その技術を教授してくれるのは教官は勿論のこと、馬から教わることがたくさんあります。
元JRA騎手の岡部幸雄さんの名言に「ルドルフに競馬を教えてもらった。」という言葉があります。
トップジョッキーですら馬から教わることがあるのだから、僕らが馬から教わることの量が莫大で、それが今後の仕事でどれ程の財産になるのかは計り知れません。
僕が今までの研修を通して教育用馬について思っていることは、馬一頭一頭に個性があり、馬だからと言って全頭同じように接してはいけないということです。
手入れについて言えば、ブラッシングを行うと気持ち良くて目がうっとりする馬がいれば、反対に嫌がって物凄い勢いで噛みついてくる馬もいます。
後者の馬はただ手入れがやりづらい、怖いし危ないから嫌だで終わらせるのではなくて、どうすれば嫌がらないようにブラッシング出来るのか、どうすれば噛まれずに、安全にかつ綺麗にブラッシングをさせてもらえるのかを考えています。
騎乗訓練については、合図に敏感な馬がいれば、鈍感な馬もいます。なので、毎回の騎乗でその日乗る馬の反応や感触を確かめる大切さを教わりました。
他にもまだまだ教わっていることがあり過ぎて書ききれませんが、毎日僕らを乗せてくれる馬達にはとても感謝しています。その恩返しとして、日々の手入れ作業を真面目に丁寧に取り組みたいです。
これからの研修をここにいる馬達と共に頑張っていきます。
(M・S)