牧場を知る
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2015/11/11
BTC研修33期生の開講から約半年が過ぎ、研修生活も下半期に入りました。
研修生も段々と馬への接し方を理解できて来たこの時期に、研修の一環としてJRA日高育成牧場で研修生が2班に分かれてそれぞれ3週間の馴致実習を行っています。
1班は1厩舎と2厩舎に分かれて実習を行い、2名のJRA職員の方に1名の研修生が付いて、色々なことを指導していただきます。
BTCの研修とはルールややり方が異なることが多くありますが、いち早く慣れることを心掛けて作業しました。
実習の内容は、馬房清掃から始まり、その後馴致を行い、午後は馬の手入れを行います。
育成馬は3つの群に分けられ、順番に馴致を進めていくため、馴致の進行度合いは馬によっても違うため、それぞれのレベルに合わせて進めていきます。
どこを触られても人の指示が無い限り動かずじっとしていることを教えるパッティングや腹帯の締め付けに慣れさせるストラップ馴致から始まり、円馬場でのランジングやドライビングでの調教をしていきます。
実際にやらせてもらいましたが、注意して見るべき点が多く1点に集中してしまうと他が疎かになってしまうところは騎乗にも似たところだと思いました。
なんと言っても、持ち慣れていないロングレーンの操作が難しく、引きずったり絡まったりと上手く行うことができませんでした。
このように実際に馴致を勉強させてもらい、普段扱っている教育用馬とは扱い方や求められていることが違う部分も多いということを身をもって知りました。
今までの知識だけでは通用しない育成馬に関わり、自分の未熟さを再認識することが出来ました。
現在訓練で乗っている教育用馬は勿論、競馬場で走っている競走馬もこのような課題をクリアしてきたのだと思うと、改めて簡単なことではないのだなと思います。
今回の実習での学びを今後の研修に活かし、さらに精進していこうという気持ちです!
(K・M)
☆馴致実習レポート第1弾ということで書いてくれました。馴致というのは競走馬にとってとても重要な作業ですね!
(養成担当Y)