2013/12/17
こんにちは!日本軽種馬青年部連絡協議会の三好です。
2013/03/26
季節は3月になり馬産地は本格的な出産種付けシーズンに突入しました。
今年の冬は日高地方としては過去に例を見ない程の積雪量でしたので春の訪れが遅く3月になっても気温がマイナスの日や雪が降る日もあり出産予定日が近づいた馬にはまだ産まないでいいよ!と話しかけています。
雪深い放牧地の為せっかく子馬が生まれてきても十分に運動させてあげられませんしゆっくり昼寝させてあげられないのは可哀想ですし健やかな成長にも悪影響が考えられます。
それでも約11ヶ月という妊娠期間を経て各牧場では子馬が次々と産声をあげています。
我が家でも今年最初の出産が7日の夜にありました。
この母馬は臨月になりお腹が重たくなると放牧地ではほとんど歩かなくなるためウォーキングマシンを利用して運動不足を解消してあげていました。そのおかげか予定日より3日早く元気な牝の子馬を無事に出産しました。
出産予定日の1週間位前から急な出産に備えて夜中でも厩舎に取り付けた監視カメラから送られてくる映像を見るためモニターを見ながら寝る日々になるため熟睡はできなくなります。最近では出産のだいたいの目安がわかる方法も研究されましたが100%の精度とはいえないのでやはり人間の目での監視は必要です。馬産地は一年のうちである意味一番寝不足の季節到来とも言えるでしょう。
みんな昼間に人間が見てる目の前で産気付いてくれたならとても助かるんですけどね~。さて今夜も出産予定日まで3日となった馬の映像をモニターで流しながら浅い眠りにつきます。おやすみなさい。