「BOKUJOB 2017 メインフェア」レポートを掲載しました。 「牧場で働こう」体験会のレポートを掲載しました

先輩紹介

加藤ステーブル内田健さん

以前私はサンツェッペリンという馬の育成を担当していました。忘れられない一頭です。

卒業
桐光学園高等学校
勤務地
日高町

質問1現在の仕事内容

私が勤めている加藤ステーブルは日高町にある牧場で、競走馬の生産と育成をしています。正社員・パート合わせて約50名が働いていて、私は主に育成の仕事をしています。

毎年夏から秋にかけて、牧場には沢山の1歳馬が入厩します。翌年夏から始まる2歳新馬戦に向けて、それぞれ成長度合いや個性に合わせて調教を進め、準備や受け入れ態勢が整うと競馬場・トレーニングセンターへ送り出します。

仕事は朝5時から始まり、まず馬たちに飼い葉を与えて、放牧や寝わら上げ、ウォーキングマシーンでの運動をします。7時から5、6頭の馬にまたがり、屋内馬場や坂路、ダートコースで調教をつけます。騎乗馬と調教メニューはあらかじめスタッフ同士決めており、予定表に合わせて取りかかります。昼食・休憩を挟み、午後からは厩舎作業をします。最後に翌日の仕事や連絡事項を確認し合い、夕方5時に終わります。あとは隔週で夜飼いを担当します。

他にも、デビュー前の馬だけではなく、休養に来ている現役競走馬の調整もします。特に、夏競馬が始まるとJRA北海道シリーズ出走予定馬が多数入厩し、その機会は増えます。重賞馬の背にまたがることもありますね。また、1歳セール上場に向けてコンサイナーの仕事や中期育成、2歳トレーニングセール上場馬を仕上げることもあります。

質問2牧場就業を選んだ理由


小学生の頃から動物が好きで、動物園や水族館によく行っていました。中学生ぐらいから動物を世話する仕事を意識し始め、高校を出てから千葉県の牧場に就職しました。そこで1年働いた後、加藤ステーブルに就職しました。

少年時代はサッカーをしていて、桐光学園のサッカー部に入り、1学年下の中村俊輔選手(元日本代表)たちと練習していました。当時は、Jリーガーになりたいという夢も抱いていて、それは叶いませんでしたが、体を動かす仕事は向いていると考えていました。

質問3仕事で一番嬉しかった事、または醍醐味

やはり育てた馬が活躍することですね。以前私はサンツェッペリンという馬の育成を担当していました。幼い頃はすごくやんちゃな馬で、叱ることがありましたが、身のこなしが柔らかくてバネがあり、高い素質を感じていました。それから順調にデビューし、3歳1月に出走した京成杯(Jpn3)で優勝しました。その時は牧場の仕事として、中山競馬場に出向いて応援に行かせていただき、これまで味わったことのないような感動の瞬間を目の当たりできました。クラシックでも上位争いしてくれて、忘れられない一頭です。

また、人間の工夫一つで馬を変化させられることは、この仕事の醍醐味だと思います。手綱を通してその馬のクセを直したり、ゲート入りや走るフォームが良くなったりすると、とてもやりがいを感じます。

取材などで馬の素質について聞かれますが、育成段階で馬の将来を占うことは、長年やっていてもなかなか難しいです。ただ、自分の予想や手応えが当たるかどうかも一つの面白さですね。サンツェッペリンのように期待通りになることもあれば、意外な結果に及ぶこともあります。

質問4仕事で大変だった事、または失敗エピソード

仕事を始めた頃は全くの初心者で、牧場で使う用具もわからず、ひたすら一生懸命覚えました。数か月訓練を受けて、騎乗できるようにはなりましたが、今の騎乗技術が自己採点で80点だとしたら、当時は10点ぐらいでしたね。馬の走らせ方やハミの受け方、乗り込み量などを考えて乗るレベルにありませんでした。

また、馬に乗ることはある程度危険を伴います。私もケガで半年ぐらい休むことがありました。神奈川県の出身で、北海道の厳しい冬も辛く感じ、他の仕事を考えた時期もありました。ただ、最初のうちは苦労しましたが、それを乗り越えると楽しさも見えてきて、今はこの仕事を続けてきて良かったと思っています。

質問5仕事をする上で心がけている事

日頃、調教では集団調教をすることが多いです。馬の成長を促し、鍛錬する一方で、周りの人馬に迷惑をかけないことを心がけています。中には物見をする馬もいますし、若駒はそれぞれ完成度が違います。まず騎乗馬の特徴を把握してしっかり操縦しつつ、周りにもアンテナを張りながら調教するようにしています。

牧場の仕事は多岐に及び、生き物が相手なので予定通りにいかないこともあります。ダラダラと取り組んでいてはいつまでたっても終わらないので、仕事の効率やメリハリは大事にしています。どの場面で集中力を最大にするか、あるいはリラックスするかは、慣れてくればつかめてくると思います。

質問6仕事上での今後の夢、または目標

自分たちが育成した馬を一頭でも多く勝ち上がらせて、G1レースを勝ちたいです。また、牧場から巣立った馬が次に向かう厩舎で「扱いやすい」と言ってもらえるように、質の高い仕事をしていきたいです。

サッカーが好きなので、ヨーロッパに出かけて世界トップクラスの選手を見てみたいです。


平日の過ごし方

牧場に寮があり、寮生活をしています。朝4時30分に起床し、ヨーグルトや豆乳を飲んでから仕事に向かいます。午前の仕事が終わると昼食を食べて昼寝をします。午後は3時間働いて6時から夕食で、だいたい午後10時に寝ています。

寮では寮母さんが栄養バランスを考えた食事を作ってくれるので、体調管理しやすいですね。体が資本ですし、寮母さんのおかげで仕事に専念できます。手作りのスープカレーや、誕生日にはお気に入りのメニューとバースデーケーキで祝ってくれます。また、寮母さんのほかに牧場のおばあちゃん(社長夫人のお母さん)も色々サポートしてくれて、洗いたてのシーツを用意してくれたり、仕事着を洗濯してくれたり、疲れている時は本当に助かっています。

休日の過ごし方

基本的に日曜日が休みで、土曜日が午後休みです。休みの日は部屋でくつろいだり、札幌や苫小牧へ買い物に出かけたりしています。音楽もよく聴くので、仕事が終わったら札幌までライブに出かけることもあります。

プライベートの夢や目標

昔からサッカーが好きなので、ヨーロッパに出かけて世界トップクラスの選手を間近で見たいですね。

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