「牧場で働こう」体験会を開催します BOKUJOB 2017 広報&相談コーナー

先輩紹介

武田修一牧場 スタッフ 小野純一さん

自分が出資した2頭の馬の余生を、これからも世話していきたいです。将来は、自分たちの手で功労馬の牧場を開けたらと思っています。

卒業
トラベルジャーナル旅行専門学校
勤務地
東京都

質問1現在の仕事内容

私は新冠町に牧場を構える武田修一さんの牧場で働いています。過去には2006年・NHKマイルC(G1)を制したロジック、2003年・ラジオたんぱ賞(G3)で3着に好走したサウスポールを生産している牧場です。家族経営の牧場で、現在は武田さん夫妻と、私たち夫婦の二人三脚で競走馬の生産をしています。一日のスケジュールは主に朝、馬たちに飼い葉を与えてブラッシングをした後、放牧します。それから馬房の寝わら上げをし、汚れた寝わらを捨て、新しい寝わらを補充します。馬房内にある水桶を洗って乾燥させ、厩舎の清掃をして午前は終わりです。昼休みを挟んで、午後からは一頭一頭の飼い葉を作り、放牧地のボロ拾いをします。夕方に集牧し、用意した飼い葉を与えて馬体チェックをします。自分たちも夕食をとってひと息ついた後、午後8時頃に夜飼いのために厩舎へ行きます。夜の飼い葉と水を補充し、一日の仕事が終わります。その他にも、牧場の美化を図るための草刈り、牧草ロールの運搬・移動、出産・種付け、調教師・馬主への馬見せといった仕事があります。

質問2牧場就業を選んだ理由


東京の出身で、競馬とは無縁の家庭で育ちました。競馬好きの友人の勧めで、競馬に興味を持つようになりました。当時、ナリタブライアンが大レースを席巻していて、その圧倒的な走りに心を動かされました。その後、一口馬主を始めるようになり、出資馬を北海道へ見に行くようになると、次第に馬への愛着が強くなりました。いつしかその出資馬は自分の家族のような存在なっていて、自分の手で馬たちの余生を守ってあげたいと思い、そのために北海道の牧場で働く決心をしました。それまでは旅行会社に勤めていて、馬の仕事については初心者でしたが、武田さん一家が快く受け入れてくださり、現在は引退した出資馬を引き取って、一緒に牧場で過ごさせていただいています。

質問3仕事で一番嬉しかった事、または醍醐味

自分が手がけた馬たちが、元気な姿でデビューしてくれた時は、毎回嬉しく思います。なかなか競馬場までは応援に行く機会がないので、いつもグリーンチャンネルなどで応援しています。以前、近くの門別競馬場のJRA交流レースに生産馬が出走して、その時は仕事終わりに夫婦で応援に行きました。すると、運良く勝利してくれて、口取りでは思わず馬に抱きつきましたね。「よくやってくれた」と、労いました。ゴールの瞬間、絶叫していたのを思い出します。口取り写真は今も大事に飾っています。いつも1着を取れれば最高ですが、競馬はそう簡単にはいきません。激しいレースは故障と隣り合わせでもあるので、毎回無事に走ってくれることを願っています。長年、この仕事をしていて、1勝する大変さ、重みを実感しているだけに、勝利の喜びはこの上なく、仕事の苦労も吹き飛びます。家族経営の牧場は、規模こそ大手の牧場に劣りますが、種付けから育成牧場へ行くまでを携われて、一頭一頭への愛着や思い入れ、賭ける思いは募ります。

質問4仕事で大変だった事、または失敗エピソード

初心者の状態でこの仕事に就いたので、最初の3年間は無我夢中でした。余裕はなかったかもしれません。武田さんからはいろいろと親切に教わりましたが、失敗も少なくなかったと思います。自分の不注意や技術不足で放馬させてしまったり、馬にケガをさせてしまったり、迷惑をかけてしまいました。馬に対しての恐怖心や排泄物の臭い、重いものを運ぶような力仕事に関しては、それほど苦ではありませんでしたが、牧場の世界は独特で、新しい仕事の連続に戸惑いました。馬の立たせ方一つとっても奥が深く、なかなかピタッと立たせるまでには経験が必要でした。今でも、休憩時間にも馬を見たり、スキンシップをしたりして、馬の個性や習性を掴むように努めています。

質問5仕事をする上で心掛けている事

馬をよく触ることですね。鼻づらや首さし、手入れの時は体全体を撫でて、馬と信頼関係を築くようにしています。馬が人を嫌うようになると、なかなか触らせてくれません。威嚇したり、耳を絞ったり、蹴ったりします。馬によく触れるということは、人馬のコミュニケーションの第一歩だと思います。 馬をよく観察することも大事です。何か異常があれば、馬は何かしらサインを出します。それを見逃さず、体調の変化を素早くキャッチして、病気を未然に防ぐことを心がけています。最初の頃は何もわからず、兆候に気付けずにいましたが、馬と接する時間を大事にしていけば、自ずと些細な違いを察知できるようになります。

質問6仕事上での今後の夢、目標

お世話になった武田さんのためにも、今よりも、もっと活躍馬を出していきたいです。重賞タイトルを獲れる馬を目指して、強い馬づくりに励んでいこうと思います。かつてこの牧場から日本ダービー(G1)に出走したロジックは、私が牧場に就職する前に生まれた馬でした。今度は、自分が携わった馬で、ロジックに続くような馬を送り出していきたいです。

将来は、自分たちの手で功労馬の牧場を開けたらと思っています。


平日の過ごし方

早い時は朝4時30分から仕事が始まるので、昼寝は欠かせません。昼食後、30分ほど寝て、心身をリフレッシュさせています。人間も健康が第一なので、食事は3食しっかりとります。疲れがたまっている時は、サプリメントや健康飲料を飲むこともありますね。夜はビールを飲んだり、飼っているうさぎと遊んだり、ゆったり過ごしています。

休日の過ごし方

妻の恵美子と地元の温泉(新冠温泉)に行ったり、外食をしたりしています。車で苫小牧や札幌に出かけ、買い物を楽しむこともありますね。競馬開催日では、生産馬のレースを必ずチェックして、テレビの前で応援しています。優勝すると、武田さんと一緒に勝ち祝いをしています。

プライベートの夢や目標

自分が出資した2頭の馬の余生を、これからも世話していきたいです。将来は、自分たちの手で功労馬の牧場を開けたらと思っています。

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