1. ホーム
  2. イベントに参加する
  3. 牧場で働こう体験会
  4. 2017 体験会レポート(5日目)

2017 体験会レポート(5日目)

2017 体験会レポート(5日目)

レポート(5日目)

牧場体験と育成調教技術者養成研修

この日もホテルでご用意いただいた朝食は6時30分。しかし、すっかり朝の早い生活に慣れた17人とっては、もはや早朝ではなくもしかしたら、お腹を空かせて目が覚めてしまった人もいるかもしれません。この日は、昨夜、夕食をともにしたBTC軽種馬育成調教センターで行う騎乗技術者養成研修への体験入学です。まずは、1年間にも及ぶカリキュラムの説明が行われます。寮での生活や、実習内容。そして卒業後の進路等について担当者から説明を受けます。

その後はシミュレーターを使った騎乗実習。ここでは電動木馬を使って、馬の力を体験します。競馬ファンならば、必ず見たことがあるはずの馬との折り合い。行く気になってしまった馬をジョッキーが懸命になって抑えようというシーンを自分自身で体験します。腕の力だけは制御できない馬を重心の移動や、手綱の角度などでコントロール。その達成率が電光表示されるのです。乗用馬として調教されたAERUの馬とは違った一面を体験します。その後は東洋一と言われる軽種馬育成調教センターの施設見学。中には牧場での体験会のときに続いて2度目という参加者もおりましたが、1500haという誇大な敷地に機能的に詰め込まれた多岐にわたる調教施設の種類と、それぞれが持つ意味を担当者から説明を受けました。

昼食をはさみ、浦河をあとにします。目的地は日本有数の総合牧場「ビッグレッドファーム」です。ここでゴールドシップやアグネスデジタル(USA)、ジョーカプチーノ、グラスワンダー(USA)といったGI勝ち馬と対面を果たします。参加者の多くが高校生ですから、世代的に現役を知らない馬も多かったと思いますが、それでも現役競走馬の父として名高い馬も多く、参加者たちのテンションも自然と上がってきます。
その後、JBBA日本軽種馬協会へと移動し、同種馬場や研修施設の見学を行いました。
日本軽種馬協会が行う生産育成技術者研修は、軽種馬育成調教センターが行う騎乗技術者養成研修に比べて騎乗実習に費やす時間は短いものの、その分多岐にわたる知識や経験をカリキュラムに織り込む研修制度です。


BOKUJOB体験会や同郷の先輩とも会えました

この日の夕食は、生産育成技術者研修の担当者、そして研修生たちとのバーベーキューです。北海道では見慣れた光景ではありますが、炭をおこして、そして恵まれた肉や野菜を焼いて食べる。たったそれだけでも貴重な経験かもしれません。
同じ釜の飯…ではありませんが、同じ網の上で焼かれた食材をほおばりながら、馬のこと、馬産地のこと、そして牧場で働くということなど、尽きない話題に夜は次第に更けていきます。どの参加者も体験会初日に比べると旺盛な食欲となっているのは緊張がほぐれただけのせいではないかもしれません。

過去のレポート