「BOKUJOB 2017 メインフェア」レポートを掲載しました。 「牧場で働こう」体験会のレポートを掲載しました

牧場で働こう見学会 in 関東

2011年4月2日(土)、好天に恵まれた千葉県のシンボリ牧場で、BOKUJOBのイベント『「牧場で働こう」見学会 in 関東』が開催されました。
参加した中学生や高校生、同伴の保護者の方々、高校の進路指導担当の先生、それぞれがそれぞれの立場から、馬づくりの現場を自分の目で確かめました。
活気に溢れた、その見学会の模様をレポートします。

バスで集合場所の東京駅を出発 ~車内では参加者の自己紹介も~

バスが集合場所である東京駅近くの駐車場を出たのは、予定より10分ほど早い午前8時35分ごろ。目印の旗を持って誘導していたBOKUJOB事務局のスタッフも驚くほどスムーズに全員が集まり、見学会はスタートしました。
見学の舞台となる千葉県成田市のシンボリ牧場までは、途中の休憩を挟んで約2時間強。車内では、スタッフの挨拶や見学に際しての注意、馬づくりの仕事を紹介するDVDの放映などの他、参加者たちの自己紹介タイムも設けられました。

今回、参加したのは、応募者多数により抽選で選ばれた15名の中学生や高校生(うち女性は3名)。それに同伴の保護者の方々、高校の進路指導担当の先生などを加えた総勢25名。名前や学年のほか、牧場の仕事に興味を持ったきっかけや、今日はどんなことを知りたいのか、あるいは乗馬をやっている方は乗馬歴を、競馬が好きな方は自分の好きな馬を挙げるなど、和気あいあいとした雰囲気の中、興味深い話を聞くことができました。

  • 写真 1

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シンボリ牧場で調教施設を見学 ~コースを歩いたりゲートに入ったり~

シンボリ牧場に到着すると、まずは調教施設の見学が行われました。広い牧場内を参加者と一緒に歩きながら解説をしていただいたのは、同牧場の平野晴之さん(写真 5)。各施設の説明が、自然とどうやって1頭の馬を調教していくのかという話になっているので、参加者も非常に理解しやすかったようです。

  • 写真 5

  • 写真 6

  • 屋根付きの坂路コース(写真 7)は、先代の故・和田共弘社長が導入した「坂路の先駆け」的存在。あのシンボリルドルフもここで鍛えられたという話には参加者も感慨深げ。1周1800mのダートコース(写真 8)やウォーキングマシン(写真 9)は、参加者が実際に歩いたり中に入ったりして見学しました。ロンギ場(写真 10)は若駒の馴致に使う施設。ゲート(写真 11)では参加者は中に入り、その意外な狭さに驚いたりしていました。
  • 写真 7

  • 写真 8

  • 写真 9

  • 写真 10

  • 写真 11

昼食後には事務局スタッフと交流 ~牧場に戻ってからも活発な質疑応答~

いったん場所を移して昼食を取った後は、その場で参加者同士の懇親や、BOKUJOBスタッフとの交流が図られました(写真 12)。保護者の方から上がった「息子は競馬が好きだというが、自分は競馬を知らないので、それがどう職業に結びつくのかわからない」といった相談には、スタッフが日本軽種馬協会や軽種馬育成調教センターの研修制度を紹介しながら、その道筋についてお答えさせていただきました。

シンボリ牧場に戻ってからは、まずは牧場の食堂でじっくり平野さんのお話を伺います(写真 13)。1日の仕事の流れや、大勢いるスタッフの役割等を具体的にわかりやすく説明いただき、参加者も自然と引き込まれていきます。質疑応答では最初は緊張気味のせいか、保護者からの質問が多かったのですが、徐々に緊張もほぐれ「私は早起きが苦手なんですが、どうしたらいいでしょうか」といった質問や、中には展示してあった若馬の写真を見て「私はこの馬がいいと思うのですがどうでしょうか」といった平野さん泣かせの質問まで登場。平野さんは「全ていい馬ですよ。ぜひせりにも足を運んで下さいね」とご回答。和気藹々とした質疑応答は予定時間をオーバーするほどでした。平野さんの、ご自分の体験を基にした、時には精神論まで含めた説明、応答には参加者も感じ入るものが多く、とても充実した時間となりました。

  • 写真 12

  • 写真 13

馬に乗るだけが仕事ではない ~これがリアルな「職場」の姿~

牧場の仕事は馬に乗ることだけではなく、むしろ時間的にはそれ以外の部分の方が多かったりします。講義のあとは再び外に出て、馬が生活の大半の時間を過ごす厩舎地区や、バックヤードを中心とした見学となりました。洗い場でシャワーを浴びている馬、馬房で治療中の馬を見た後は、馬服(写真 15)など実際に使用されている馬具を間近で見たり、鞍置き場(写真 16)や、寝ワラやオガクズを収めた敷糧庫(写真 17)といった、もし働くことになれば現実に長い時間を過ごすことになる場所をその目で確かめます。馬運車(写真 14)の中まで見せていただきました。

  • 写真 14

  • 写真 15

  • 写真 16

  • 写真 17

見学の途中では、実際にそこにあった牧草の束を手で持ってみてその重さを確認したり、できるだけリアルな手触りで「職場」を感じることができるような配慮も。

写真 18

シンボリルドルフ ~競馬ファンにはたまらないサプライズプレゼント~

競馬が好きならば、憧れの名馬の傍で仕事ができるかもしれないというのは、牧場で働くにあたっては大きなモチベーションの一つ。見学会の最後にシンボリ牧場から素敵なサプライズが用意されていました。なんとシンボリルドルフ(写真 19)を見せていただくことができました。御年30歳。昨年秋には東京競馬場でその姿をお披露目した「皇帝」は、馬房の中で悠然と草を食んでいました。(※シンボリルドルフは高齢のため、一般の方への見学は行っておりません。牧場へのお問い合わせ等はご遠慮下さい)

写真 19

駆け足ながら充実した見学会 ~きっと次の一歩を踏み出す助けに~

競馬が好きだったり乗馬経験があったりする方ならまだしも、こうした世界がまったく初めての保護者の方などにとってみれば、1日ですべてを見て回るというのはなかなか大変な話。本当にお疲れ様でした。しかし逆にいえば、それだけ中身の濃い見学会になったといえるでしょう。見学会の最後に、平野さんが参加者のみなさんに向かっておっしゃった次のような言葉が、非常に印象的でした。その言葉とともに、このレポートを終わります。

「どんな仕事でもそうでしょうが、特に馬に携わる仕事は、まずは一歩を踏み出し経験してみることが大事です。皆様は若いし、夏休みとかの機会にまずは体験してみて、自分に合うか合わないかはそれから決めてみてはいかがでしょうか。競馬場やセリの場でも、いつかもし現場で会ったら、あのときの見学者ですと声をかけてくれる人がいたら嬉しいです。」(シンボリ牧場・平野晴之)

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