「牧場で働こう」体験会を開催します BOKUJOB 2017 広報&相談コーナー

牧場で働こうフェア in 東京競馬場

600人の笑顔と熱気であふれた、牧場体験の一日

2010年7月28日(水)、BOKUJOBのイベント
「牧場で働こうフェア」が東京都府中市にある、東京競馬場で開催されました。
30度を超す炎天下にもかかわらず、約600人の方が参加。
牧場スタッフへの質問や厩舎見学、乗馬体験などのプログラムを楽しみました。
今回は、大いに盛り上がったフェア当日の様子をレポートします。

10:30 開場前から行列が!

抜けるような青空のもと、東京競馬場で開催された「牧場で働こうフェア」。10時半の開場のずいぶん前から行列ができるほどの人気ぶりでした。参加したのは20代から30代を中心とした約600人。中でも若い女性の参加者が多かったのが印象的でした。

11:00 賑やかにオープニング!

メイン会場となったのは、東京競馬場のイーストホール。16の牧場がブース出展している「コミュニケーションエリア」、日本軽種馬協会・軽種馬育成調教センターなどの研修を説明する「研修相談エリア」、そして講演などを行なう「講演エリア」などが設けられ、同時にプログラムが進んでいきます。参加者たちは、自分でスケジュールをたててさまざまなプログラムに参加していました。
入場すると、まずは講演エリアに集合です。11時にオープニングイベントがスタート。北海道の雄大な自然の中での牧場の様子とその仕事が大スクリーンで紹介されると、みなさん真剣な表情で見入っていました。

11:20 牧場のスタッフと交流

その後、ほとんどの人は「コミュニケーションエリア」に移動して、各牧場のブースに参加。今回のフェアに出展している牧場は16。各ブースでは、牧場スタッフたちがビデオなどを使って、仕事のこと、生活のことなどを熱心に説明していました。ブースにはたくさんの人が集まって大盛況。各牧場とも説明するだけでなく、個別相談に対応していたので、それぞれの知りたいことや不安な点を確かめることができていたようです。

コミュニケーションエリア(各牧場ブース)

研修相談エリアなど

12:00 講演がスタート

社台ファーム 吉田照哉氏 講演

講演エリアでは4人の方の講演がありました。最初の講演者は社台ファーム代表の吉田照哉氏。日本有数の総合牧場グループである社台ファームの代表登場に、200名分ほどのイスは満席。立ち見が出るほどの盛況ぶりです。
吉田氏は、強い馬をつくることが生産牧場の使命であり、そのためにスタッフ一丸で取り組んでいること。牧場の合理化を進め、機械でできることは積極的に機械化し、人の力は良い競走馬を育てることに集中させているということ。そして努力すれば結果がはっきり出る仕事なので、自分たちの工夫で最高の馬を生産し、育てることの喜びをみんなが感じられる仕事だ、と自らの経験を交えながらスピーチ。「体の大きさとか、男女とか、運動神経の良し悪しも関係ない。一生懸命やれる人かどうかだけが、良い馬を育てることに必要な資質だ」という言葉が印象的でした。

ビッグレッドファーム 蛯名聡氏 講演

続いての講演者は、ビッグレッドファームの蛯名聡氏。現在39歳だそうですが、25歳の時に転職して、日高のビッグレッドファームに入社したという経歴をお持ちです。それまで仕事は、東京でのプログラマ。乗馬経験すらない、まったくの未経験で牧場の世界に飛び込んで15年。ご自身が転職前に思っていた不安な点が、15年経った今振り返ってどうだったか、ということが講演のテーマでした。「よく考えたら、そもそも動物がそんなに好きじゃなかった」と笑いを取りながらも、その内容は実体験に基づいたリアルなもの。「給料や勤務時間などの待遇が良くないように見えるが、牧場のすぐそばに寮や社宅、食堂などがあり、充実していてしかも安い。通勤時間もかからないので、東京で働いていた頃よりも自由時間は増えたし、お金も貯まった」という蛯名氏のお話に、参加者はどんどん引き込まれていった様子でした。

下河辺牧場 下河辺行雄氏 講演

3人目は、下河辺牧場の下河辺行雄氏。「競馬産業と牧場の変遷」というテーマの講演では、日本の生産牧場の歴史では1970年が一つの転機だったと解説。減反政策やスターホースの誕生、搾乳技術の革新などがあって、5年後の1975年には、日本の繁殖牝馬の数が1970年の2倍(約1万頭)になったそう。また、そんな生産・育成牧場の役割は、舞台芝居で言えば原作者であり、若手役者を育成する人であり、舞台設定をする大道具・小道具のスタッフとしての仕事。みんなで競馬という舞台を支えている・・・。そんなお話に参加者の皆さんは納得顔です。講演に続いては、下河辺牧場に転職で入社したスタッフが壇上に登場し、MCを交えてのトークショー。中でも、年齢的なハンデについて、「育成牧場は、体力的に若い方がいいかもしれないが、生産牧場(繁殖と初期育成)では、年齢はほとんど関係ない」というコメントが印象的でした。

ハッピーネモファーム 根本明彦氏 講演

最後はハッピーネモファームの根本明彦氏です。根本氏は2004年に独立し、新しく自分の牧場の立ち上げた方。コンサイナーという、馬を競走馬せり上場に向けてしつけや調整を担当する牧場からスタート。現在は生産(繁殖)も始め、順調な牧場経営をスタートされています。根本氏は「勉強が嫌い」で高校を中退。その後、縁あってネパールを訪れます。初めての外国、初めてふれ合う外国の人たち・・・。根本氏はその時「自分が思っていることを話す」ということの大切さを痛感したそうです。帰国後、知人の紹介で牧場の世界へ。この「競走馬の生産・育成」の仕事との出会いが、その後の根本氏の人生を大きく変え、ついに念願の自分の牧場を立ち上げるまでになったわけです。後半のトークショーで、「北海道で働くということに、そんなに肩肘を張る必要はない。同じ日本なんですから」「学歴とか経験なんてまるで関係の無い世界です。馬と素直に向き合える人が良い」「とにかく3年がんばれるかどうか。辛いこともあるかもしれないけれど、やってきたことが100%成果としてわかることがやりがいです」と語る根本氏の顔は、明るく輝いていました。

研修機関による講演

他にも講演エリアでは、牧場で働くための基礎を身につける「JBBA研修」「BTC研修」についての説明なども行われ、参加者はそれぞれのお話を熱心に聞いていました。

12:50 厩舎見学・乗馬体験・博物館見学のツアーがスタート

講演が行われている一方で、厩舎見学や乗馬体験、JRA競馬博物館の見学などが、時間を区切って開催されていました。参加者は希望する時間帯の整理券を受け取って予約し、各ツアーに参加します。

厩舎で寝ワラの掃除体験

厩舎見学では実際に馬に触れたり、寝ワラの掃除をしたりと実際の厩舎作業が体験できました。乗馬体験は引かれた馬に乗り練習馬場内をぐるっと回るだけの短い時間でしたが、馬の体温を直に感じ、澄んだ目でじっと見つめられるのはなかなか感動的な経験です。初体験の人も多く、どのプログラムも参加者の笑顔でいっぱいでした。また、すぐそばでは蹄鉄を造り馬へ装蹄を行なう実演も行われていて、立ち止まってじっと見つめている人も多く、なかなか人気のあるコーナーでした。

競馬博物館はとってもカラフル

プログラムの中には、東京競馬場内のJRA競馬博物館の見学ツアーも用意されていました。博物館にはさまざまな競馬の歴史が紹介されているほか、ライディング・ビジョンでの騎乗シミュレーションや、スタートで使われる本物の発馬機も。また歴代のジャパンカップ優勝馬の勝負服が飾られ、とってもカラフルな空間でした。

17:00 大盛況のうちに終了

たくさんのマスコミも取材に訪れ、大きな注目を集めた第1回目の「牧場で働こうフェア」。予想以上の盛況に、出展した牧場の方々も、「たくさんの若い人たちが牧場の仕事に興味を持ってくれていることが嬉しい」と笑顔いっぱいで語ってくれました。

動画でも牧場で働こうフェアの内容をご覧になれます!

厩舎見学や、乗馬体験の様子がご覧いただけます。

もっと牧場の動画が見たい方はこちら

ふるさと案内所チャンネル 馬産地情報の動画配信 YouTube

馬ファンにとって、気になっていてもあまり知ることのできない競走馬の生産地に関する情報。



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