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2019 体験会レポート(6日目)

2019 体験会レポート(6日目)

レポート(6日目)

最終日~研修風景見学、種牡馬見学~

「夏休み牧場で働こう体験会」も最終日の朝を迎えました。朝7時に朝食をとり、向かう先は日本軽種馬協会静内種馬場です。ここでは、昨夜、夕食をともにした先輩たちの研修を見学させてもらいます。年は大きく離れていませんし、研修に参加するまで馬を世話したことはもちろん、触ったこともない人がほとんどでしたが、自分たちが思うように出来なかった厩舎作業を楽々とこなす姿にびっくり。なぜならば、1年間の研修制度とはいえ、4月に入学した先輩研修生はまだ4か月が過ぎたばかり。ここでの見学は短い時間でしたが「いつかは、自分たちが体験会参加者を驚かせる」と意を決意させる瞬間でもあったようです。

次は、体験会参加者にとってはご褒美ともいうべき種牡馬見学。社台スタリオンステーションです。今年は、体験会期間中にディープインパクトの訃報があり、参加者にも動揺が広がりましたが、社台スタリオンステーションの方々は快く受け入れてくれました。キタサンブラックやサトノダイヤモンドなど、普段は見学できない馬たちも含め、つい最近までターフを賑わせてくれた馬たちのオンパレードです。そして、ディープインパクトが過ごしていた馬房も特別な計らいで見せていただくことが出来ました。この瞬間は、体験会というよりも夏休みの観光気分になってしまったかもしれませんが、参加者の方々がこのレポートを目にすることがあるならば「(体験会の主催者ではないのに)なぜ、あの時に(有)ビッグレッドファームの方々や社台スタリオンステーションの人たちが、特別な馬たちを快く見せてくれたのか」という意味を今一度考えて欲しいと思います。

社台スタリオンステーションのあとは、近隣のノーザンホースパークへ移動して昼食、そして場内の自由見学。ここは、その名前のとおりの公園ですから、ぞんぶんに初夏の北海道を楽しんで欲しいと思い、スケジュールに組み入れました。

ここにも、かつての名競走馬たちがたくさんいます。現在、種牡馬ではない彼らとはふれあいを楽しむことができますし、おやつを与えることも出来ます。限られた時間ではありますが、道内観光でも有数のスポットとなった「ハッピーポニーショー」を楽しむグループや、お土産を買う人。それぞれが、新しい友人たちとそれぞれの自由な時間を過ごし、出発地点の新千歳空港から帰路につきました。

体験会終了後、さまざまな声が届けられています。「施設も含め、研修制度を知ることが出来たことが役に立った」「いろいろな立場の方と具体的な話が出来たのが良かった」。その一方で「牧場で働こう体験会というタイトルなのだから、もっと仕事を体験させて欲しかった」「全体的にスケジュールを伸ばして欲しい」という声も。その双方を完全に満足させることは難しいかもしれませんが、いただいた声は今後にしっかりと反映させていきたいと考えていますし、今回はかつてないほどの高温多湿に悩まされた年でもありましたが、参加者の方々におきましてはケガや病気もなく体験会を終了させることが出来たことに改めて感謝申し上げると同時に、参加者同士、あるいは牧場関係者、私たちスタッフと充実した時間を過ごしていただきましたことに厚く御礼申し上げます。

最後になりましたが、ご協力いただきました牧場の方々、ならびに関係者のみなさまに心から感謝申し上げたいと思います。


恒例の夢に向かってジャーンプ!!

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